「ひょうご安全の日 1.17のつどい」県民のことば(平成20年度)
阪神・淡路大震災から今日で14年が経ちました。
月日が流れるのは早く、当時はまだ就学前だった私たちも、もう成人を迎えました。
地震で散乱した家の中の様子や、報道で見た変わり果てた街の姿は、幼いながらも、地震の怖さを思い知りました。同時に人々の助け合い、思いやりなど、震災を通じて多くの方々から大切なものを学びました。
震災当時、私たちは、まだ小学校入学前でした。
地震の前日に神戸から明石に引っ越したばかりの私は、まだ片付いていない家の中で、母が大きな揺れで神戸の祖母の家が潰れていないかと心配し、やっと電話が繋がり、無事が分かった時に安心して泣いていたことが印象に残っています。
電気が復旧し、やっとついたテレビで見たものは、いつもの高速道路の高架が落下し、そこにバスが今にも落ちそうな光景でした。6歳ながらに見たその映像の怖さは、今でもはっきりと覚えています。
自宅では、あちこちに食器の破片が散乱し、家の中で靴を履いたまま片付けをする日が何日も続きました。
その様な困難な生活の中でしたが、私たちは「助け合う」ことの大切さを学びました。家族だけでは足りない部分を近隣の人々が互いに助け合うことにより、困難を乗り越え、早く元の生活に戻すことができたと思います。
あの震災から14年の月日が経ち、震災が風化するとともに、経験していない世代も増えてきました。
私たちは、新成人・新社会人として、震災の経験を活かし、震災を知らない人達に、その怖さを伝えるだけでなく、そこから学んだ、助け合いの大切さや、将来の災害への備えの必要性を伝えていかなければならないと思います。
災害は無いに越したことはありませんが、阪神・淡路大震災以降、国内外で大きな災害が続いています。これらの災害や将来起こる災害においても被災者の方々を、私たちがこれまで多くの方々からしていただいた様に、今度は私達が支援し励ましていきたいと思います。
このことが、震災を経験した私たちの責務だと思います。
私たち一人ひとりが、震災をいつまでも忘れることなく、助け合って災害に強い社会を築くことが大切です。
ひょうご安全の日に、これからの安全で安心な社会づくりに貢献していくことを誓い、兵庫県民を代表し、今回成人を迎えた私たちからのメッセージとさせていただきます。
平成21年1月17日
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