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県民のことば

「ひょうご安全の日 1.17のつどい」県民のことば(平成18年度)

阪神・淡路大震災から今日で12年が経ちました。
月日が流れるのは早く、僕たちももう成人になりました。震災が与えた衝撃は大きく、幼かった僕たちにも強烈な印象を植え付けました。 あの地震は街を崩壊させた以上に、たくさんの人の心に傷跡を残しました。
自然災害というのがいかに恐ろしく、そしてそんな自然の前では人間というのがいかに無力かというのを実感した1日でした。

あの時、私たちは、小学校の2年生でした。
当時の文集をひもといてみると、私は次のように書いていました。
『布団をかぶり、おねえちゃんの名前を何度も呼び、しっかりと手をつないだ。こわくて、たくさん涙が出た。震えるのがとまらなかった。上からものが落ちてくるから、こわかった。もう二度とあんな思いをしたくないと思った。』
まさに、身をもって経験した自然災害の恐ろしさでした。

震災を経験した人の中には、1月17日という日を忘れ去りたいと思っている人が多くいると思います。思い出したくもない出来事だと思います。しかし、震災を経験した僕たちにとって、この経験を次の世代に伝えることは僕たちの責務だと思います。そして同時に、防災の重要さ、人の温かさ、そして安全で平和であることの素晴らしさをアピールしていきたいです。
過去を受け止め、それを未来につなげる。それこそが僕たち震災を経験した者の役割だと思います。

私たちひとりひとりが、震災を通じて身をもって感じたことを、経験を、たとえ些細(ささい)なことであっても、いつまでも忘れることなく、一人でも多くの方に伝えていきたい。この想いを胸に、これからも命の大切さを考え、少しずつでも生命(いのち)と関わりのもてるような人生を送っていきたいと思います。
ひょうご安全の日に、安全で安心できる社会づくりに参画していくことを誓い、今回成人を迎えた私たちからのメッセージとさせていただきます。

平成19年1月17日

足立 雅人
森   夕紀

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