「ひょうご安全の日 1.17のつどい」誓いのことば(平成17年度)
6434名もの尊い命を奪った阪神・淡路大震災から今日でちょうど11年を迎えました。地震が起こるまで、毎日笑顔で過ごしていた日々があの日、あの時わずか数十秒の揺れで自分たちの住むまちが、愛するまちが一瞬にして変わりました。
誰もが悲しみとこれからの将来に対する不安をそれぞれ抱えていたけれど、人は決して諦めてはいませんでした。目の前に困難が立ちはだかったとしても、決して1人ではなかった。家族や近所の人、助けてくれる仲間がいました。人々は助け合えば、どんなに厳しいことでも諦めなければきっと乗り越えられる。この震災で多くの人命を失ったけれど、私たちは人の優しさ、家族や愛する人を守るためにはまず、自分の命を自分で守らなければならないことなど多くのことを学びました。
あれから11年。時が流れるにつれて人々の記憶の中から地震のことや多くの教訓について忘れ去られているのが現状です。悲しい出来事なので忘れてしまいたいかもしれないけれど、震災で学んだことを今の世界や次の世代に伝えていかなければなりません。
私たちは全国で唯一、防災を専門的に学ぶ兵庫県立舞子高校の「環境防災科」に所属しています。
この学科では、阪神・淡路大震災を教訓として、市民救命士の資格取得、防災に関する実践事例集の作成、防災訓練、避難訓練など積極的に色々なことに取り組み、そして命の尊さや助け合いの大切さを学び、災害に対応できる力を身につける学習をしています。
日々の学習で改めて、「防災」というものがどれだけ私たちに必要な力で、伝えることがいかに大切かがわかりました。
幸いにして、あの地震で生き延びた私たちは毎日を精一杯生きていきたいと思います。夢や目標の実現に向かって全力を尽くしていきたいと思います。
6,434名の分まで命のバトンをつなぐ決意。今日がまた新たなスタートを踏み出す日です。私たちはここに改めて誓います。絶対にあの日のことを忘れない、そして伝えていきたい。それが今生きている私たちの使命として。
平成18年1月17日
| 兵庫県立舞子高等学校 環境防災科3年 |
浦井聖也
小野綾子 |
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